【18禁】あくまっこアミューズ 第1話『欲望の街アキハバラ』
――プロローグ
暗く暗雲立ち込める魔界。
太陽の光の届かないその世界には、火炎山の黒き炎が照らす僅かな明かりがあるばかり。
その魔界において、最大の勢力を誇る魔王の居城『破炎王城』の奥の奥、
禍々しい装飾の施された巨大な玉座に、ぼぅっと紫の怪しい光を放つ一つの壷があった。
その壷の前にちょこんと正座する一人の少女。
腰まである桃色の長い髪に幼さの残る可愛らしい顔、白く透き通る肌に露出の多い黒いフリルとリボンで飾られた可愛らしい服はよく映えた。
『アミューズよ、ワシの復活にはもっと濃い精液が必要じゃ…』
深く重い声が壷から放たれる。
アミューズと呼ばれた少女はその声ににこやかに応えた。
「それは一体どんな精液ですか?」
見た目11~12歳位にしか見えない少女が恥ずかしげも無く『精液』という言葉を口にした。
もちろん、その意味を知った上で少女は口にしている。
少女の問いに対し、壷は一呼吸の間をおいて言葉を発する。
『人間どもの黒い欲望に溢れた濃い精液じゃ…、ワシの復活にはそれが必要不可欠。
いいかアミューズ、これより貴様は地上へ赴き、欲望の『塊』のような精液を集め、ワシに謙譲せい…!』
「わっかりましたー!」
熱く語る不思議な壷に、少女・アミューズは片手を挙げ、まるで『おつかい』にでも行くような気楽な笑顔で答えた。
壷はあまりにも単純な答えに大きな不安を感じたが、『うむ』とだけ言うと、紫の光を消して沈黙した。
こうして…、悪魔っ子アミューズの人間界の旅が始まった…。
――第1話『欲望の街 アキハバラ』
アミューズは人間に見えない結界を体の回りに張り巡らせ、東京の街を飛んでいた。
(ふわぁ~、可愛い格好の女の子がいっぱいです~)
日曜日の秋葉原駅前ではメイドやアニメのキャラクターなどのコスプレをした女の子がチラシを配っていた。
アミューズはその光景に目を留め、しばらくその様子を観察していた。
良く見れば、女の子達はチラシを配るだけではなく、カメラを持った男達から写真を撮られている。
その男達の欲望指数は大小様々あれど、かなりの領域に達している者もちらほらいた。
(これは…チャンスです!)
アミューズは改めて自分の格好を見直し、この場に自分の格好が相応しい事に気がついた。
人目につかないよう、雑居ビルの階段の踊り場で結界を解き、軽い足取りで駅前へと歩いて行く。
その間も、すれ違う男や、後ろを歩く男達からの視線を感じる。
(ふふふ、いやらしい視線ですぅ)
人ごみの中をしばらく進み、歩道の端にあるガードパイプにちょこんと座ると、
アミューズは長い髪を髪飾りのついたリボンで二つにまとめてツインテールを作った。
アミューズの周りは、少し離れた場所からチラチラ見る者や、すぐ近くをカメラを持ってウロウロする不審者で溢れていた。
アミューズが足をぶらぶらさせていると、一人の男が近寄って来た。
頭にキャップをかぶり、背は低く、小太りで、額と鼻が油でギラギラとテカっている。
服装は贔屓目に見てもオシャレとは程遠いセンスだった。
アミューズの目の前まで来ると、男は気持ちの悪い笑顔を作った。
「あ…あの、写真撮らせてもらっても良いですか?フヒッ」
上ずった声で、所々声を震わせながら話す男に、アミューズは微笑みながら応える。
「良いですよぉ~、可愛く撮って下さいね♪」
「フヒッ」
鼻息とも思える男の興奮した声が出た。
「じゃ、じゃあ…な、何かポーズを…フハッ」
アミューズはガードパイプから降りて、適当にポーズをつける。
男がカメラのシャッターを切ると同時に、周りにいた男達も我先にと集まって来た。
(ふふふ、面白い人達ですぅ)
あっという間にアミューズの周りはカメコと、その様子を覗き込む野次馬たちで溢れた。
「こっちに目線お願いします!」
「胸の前で手を組んでこっち向いてください」
「フヒッ!フヒッ!フヒヒッ!」
次々と勝手な要求を投げるカメコ達に、ポーズを変えて応えるアミューズ。
(そろそろですか…ふふ)
「ちょっと疲れたので座りたいですぅ」
アミューズの要求に、一人のカメコが近くにあったダンボールを地面の上に敷いた。
そこにアミューズはちょこんと座る。
次の瞬間、一斉にシャッター音が鳴り響いた。
何故なら、体育座りをしたアミューズのスカートから、チラリと純白の下着が覗いていたからだ。
カメコ達は我先にとシャッターを切り続ける。
どう見ても小中学生に見えるアミューズに今まで遠慮していたローアングラー達も、リミッターが解除されたようにスカートの中を狙ってカメラを前へ前へと持っていく。
(ふふ、面白い…人間は本当に面白いですぅ。
普段は法に従ってビクビク生きているくせに、一度タガが外れれば己の欲望のために犯罪すら犯す…)
「くすくす」
(自分たちが撮っているものが、法に裁かれるべきものと頭のどこかで分かっているのに、欲望を抑えられないなんて…)
アミューズは楽しそうに周りのカメコを見渡す。
(なんておばかさんなんでしょう)
そしてくすくすと笑って、目的遂行の為に必要な人間を物色する。
(人間界初の獲物ですから、とびっきり精気が強い人間が良いですねぇ…)
スッと、少しだけ周りの精の匂いを嗅ぐと、簡単に特別大きな精の匂いを見つけることが出来た。
(これはとぉ~っても濃厚ですぅ。きっと童貞さんですねぇ…♪わたしの下着を見てるだけでぇ…我慢汁がこんなに溢れてしまうなんて…なんて変態さんなんでしょう。人が沢山いるのに恥ずかしくないんでしょうか?ふふふっ)
アミューズが見つけた男、年は二十代後半から三十代前半くらいの中肉中背、ヨレヨレのチェックのシャツにベージュのチノパンを履いた、どこにでもいるようなオタクだった。
男は自分に向けられた視線に気づくことも無く、他のカメコに負けじと携帯のカメラで必死にアミューズの下着を撮り続けている。
(布一枚に必死になって可愛いですぅ。すぐにもぉ~っとすごいことしてあげるですよぉ…)
アミューズはその場にすっと立ち上がり、カメコ達に向かってウィンクをする。
しかし、そのウィンクはただのウィンクではなかった。
突然アミューズの目の前に黒い霧を纏った奇妙な『目玉』が出現し、その『目玉』から人の目には見えない光の糸が放たれた。
その糸は、周囲はおろか半径約1キロ以内にいる全ての人間に刺さって消える。
「ベアードちゃん、ありがとうですぅ」
ベアードと呼ばれた黒い霧を放つ目玉に、アミューズは笑顔でお礼を言った。
「キシキシキシ」
ベアードは奇怪な声で応える。
この様子を周りの人間は『認識』できていない。
ベアードの出現、つまりアミューズのウィンク以降、人間はアミューズ達『人外』の存在を認識出来なくなってしまった。
「ベアードちゃん、この人間以外から私の記憶と、記憶媒体の消去をしちゃって下さいですぅ」
アミューズは先ほど目をつけた性欲旺盛な男を指差し、ベアードに『お願い』をする。
「キシキシキシ」
ベアードは再び奇怪な声で応え、再度光を放った。
その光に応じるように周囲の人間も一斉に光を放つ。
そして一瞬の後、
「あれ?俺達何してたんだっけ?」
「なんでこんなに人ごみが出来てるの?」
人間達はアミューズに関する記憶を全て忘れた。
だが、周囲の人間たちの中でただ一人、事態を全く飲み込めていない男がいる。
「???」
(え?何だ?皆突然撮影をやめたぞ…!?見回りの警察でも来たのか?)
男はぞろぞろと解散していく同類(オタク)達を見ながら、何事かと驚いている。
放っておいても悪魔の記憶は自然と人間から消えてしまうし、記憶媒体に残る事は無いが、
アミューズは邪魔な人間を排除するためにあえてベアードの力を借りた。
「ふふふ、何でもないんですよ」
慌てる男にアミューズが上目使いで妖しく微笑む。
「う…ぅん」
その微笑みに男は一瞬で魅了されてしまった。
「お兄さんの名前を教えて欲しいですぅ」
「あ…赤城…、赤城ヒロ」
赤城は自分でも驚くくらいあっさりと本名を口にした。
「ヒロさんですかぁ~、ふふふ、可愛い名前ですぅ。
でも、お兄さんって呼んじゃいますね♪
ちなみに、私の名前はアミューズって言うんですよぉ」
アミューズは自分を指差して自己紹介する。
「あ、あみゅーずちゃん?珍しい名前だね」
聞き慣れない名前に赤城は少しだけ戸惑うが、その『戸惑い』はすぐにかき消されてしまった。
それも全てアミューズ(悪魔)の持つ潜在的記憶操作、この世の不思議を不思議で無くす力だった。
「お兄さん、アミューズは人気の無いところへ行きたいですぅ」
もじもじと身体を動かしながら上目使いで赤城に訴える。
当然、女の子に、それも美少女に免疫の無い赤城はそれだけで慌ててしまう。
「う、うん、じゃ、じゃあどっか行きましょ…行こうか?」
赤城の予想通り過ぎる反応にくすっとアミューズは笑うと、汗だくの手を取って歩き出した…。
「あ、あみゅーずちゃん…な、何を…?」
赤城は声にならない声を上げる。
とある路地の雑居ビルの非常階段、外からは完全に死角となる場所(踊り場)まで行くと、
アミューズは両手でスカートの端を持ってたくし上げた。
大事な部分を包む白い下着が赤城の前に現れた。
「す、スカート下げて…」
言葉ではそう言っても、赤城の目はアミューズの下着に釘付けになっていた。
「ふふふ、お兄さん、ロリコンですよねぇ?
アミューズみたいな発育途中の女の子が大好きなんですよね?
さっきも一生懸命アミューズのぱんつを写真にいっぱい撮りながらおっきくしてましたし。
良いんですよぉ、アミューズにえっちな事しても…本当は我慢できないんでしょう?」
赤城は目の前の光景が信じられなかった。
夢を見ているのかと疑ってみるが、あまりにも意識がはっきりし過ぎている。
どうやら本当に夢ではないらしい。
何やらおかしな顔をして焦っている赤城の様子に、アミューズは悪魔の囁きを続ける。
「大丈夫ですよ、お兄さんが日頃から考えてる事…、
発育途中の女の子の小さな胸を触ったり舐めたり、
大事なあそこを見てみたいんですよねぇ?
ふふふ、アミューズにして良いんですよ?」
赤城の理性はもう限界だった。
例え犯罪者になっても良い、ここで食べなければ目の前の果実を二度と口にするチャンスは無いだろう。
そう悟った赤城は、迷わず目の前の少女の唇にむしゃぶりついた。
「んっ…んっ」
赤城はアミューズの小さな唇を不器用に激しく求めた。
しかし、初めてのキスにどうしたら良いのか分からない赤城は唇を押し付けるばかりだった。
そこにアミューズの小さな舌が割り込んで来る。
「んんっ?」
初めての感触に戸惑う赤城の舌に、アミューズはおかまいなしとばかりに舌をからませる。
柔らかくヌルヌルした舌が自分の口の中で動き回る事が本当に気持ちよかった。
しかも、それは美少女の舌なのである。
赤城は心の底からその事実に感動していた。
アミューズは赤城の手首を握ると、そのまま自分の小さな胸に押し付ける。
おっぱいマウスパッドしか触ったことの無い赤城は、その壊れそうな柔らかさに驚愕した。
慌てて口を離し、自分が触っているアミューズの胸を見る。
「えへへ、アミューズのおっぱいどうですか?
ちっちゃいけど可愛いんですよぅ?」
そう言うと、アミューズは首の後ろの紐を外し、服をはだけさせる。
赤城の目の前に、小さな胸と綺麗なさくら色の乳首が現れた。
「はぁぁぁー!はぁっはむぅっ!!あぁっ…あむ…」
まるで三日ぶりの食事にありついたかのように、赤城は幼い乳首にしゃぶりついた。
口の中で突起の感触を楽しみながら、少女の肌の味が口に広がる。
アミューズのミルクにも似た体臭が鼻に入ると、赤城の肉棒は我慢汁を大量に噴出させた。
トランクスの中は既に我慢汁でぐっしょり濡れている。
それを知ってか知らずか、アミューズは赤城の肉棒をズボンの上から握った。
「あぁぁ…っ」
突然、それも初めて他人に勃起した肉棒に触れられた赤城は、力の抜けた声を発してしまった。
ズボンの上からとはいえ、電撃が走るようなショックだった。
「うふふー、アミューズがしこしこしてあげますから、おちんちんを出して、ここに横になって下さいね~」
アミューズは興奮した赤城をなだめる様に微笑みながら指示をする。
当の赤城はガチャガチャと仕事と兼用している安い革のベルトを外し、ズボンとトランクスを一瞬でずりさげ、
埃で汚れた非常階段の踊り場に横になった。
アミューズは「ふふふ」と笑いながら、横になった赤城をまたいで、そのまま赤城の目の前に腰を下ろす。
可愛い下着に包まれたお尻と大事な部分が赤城の目の前に現れた。
「それじゃあ、新感覚へいきま…ひゃんっ。
もぉ、お兄さん…いくら我慢できないからって、
何も言わずにアミューズのぱんつに顔をくっつけないで下さいよぉ~」
赤城は我慢できずに目の前に出された下着に顔を押し付け、匂いを嗅いだり大事な部分を包む部分に舌を這わせていた。
「ご、ごめんよ…」
赤城は自分が怒られたものだと思い、悲しい声でアミューズに謝る。
「ふふふ、謝らなくて良いんですよぉ、ちょっとびっくりしただけですぅ。
それじゃ…ん~」
アミューズは赤城の肉棒に唾液を垂らす。
そのまま零さないように皮に守られた亀頭の周りに器用に塗りたくる。
「はぁ…はぁ…」
「うふふ、ほぉーら、ほーけーおちんぽの皮をめくっちゃいますよぉ~」
「あはぁっ!!」
亀頭の周りの皮を捲られ、裏すじにアミューズのぬるりとした手が擦れた時、
赤城はあまりの気持ち良さに喘ぎ声を上げてしまった。
「うふふー、可愛い声ですねぇ、それじゃあ…もっと気持ちよくしてあげますよぉ」
アミューズは口から唾液を少しずつ垂らしながら、赤城の肉棒全体を唾液まみれにしていく…。
「あぁぁっ…はぁぁっ…あ…気持ち良いっ…ああぁぁ…あはぁっ…」
快感に夢中になっている赤城は、恥ずかしげも無く喘ぎ声を上げる。
唾液まみれになった肉棒を握って、アミューズはゆっくりと腕を上下させる。
「おちんぽこんなにビンビンにしちゃいましたねぇ~、気持ち良いですかぁ?」
「あぁぁぁぁ…いいっ!いいっ!!気持ち良いよぉっ!!」
アミューズは徐々に上下させる速度を上げていく。
「アミューズみたいな発育途中の女の子に手コキされて喜んでるなんて、お兄さんは本当に変態さんですねぇ。
きっと今まで彼女さんもいなかったんでしょうね」
「ぁぁぁ…はぁっはぁっ…あぁぁぁ…っ!!」
「ふふふ、もう頭の中は射精することでいっぱいですねぇ~」
「あぁぁ…い、いきそうっ…」
「ほえ?もうですか?ふふふ、早いですねぇ、良いですよ~、
おちんぽからぴゅっぴゅーっって、たぁくさん精子を出しちゃって下さい♪」
アミューズはにっちゃにっちゃと音を立てながら肉棒を更に激しく上下に擦った。
「あぁっ…!」
ビュッと勢い良く第一波の精子が飛び出し、ビュッビュッビュッ…と続けて第二波以降の精子が飛び出していく。
放出に合わせ肉棒が何度も何度も脈打つ。
「うふふ、たくさん出ましたねぇ…白くて濃くて臭ぁいのがたーくさん出ましたよ~」
「はぁはぁ…はぁ…気持ちよかったぁ…」
アミューズは振り返って赤城の表情を見ながら、楽しそうにパチンと指を鳴らした。
その音に反応するように、すぅっと突然空中に透明なビンが現れた。
アミューズはビンにそっと指先で触れる。
途端に赤城の放出した精子がそのビンの中へ吸い込まれ…、あっという間に赤城の精子は消えてしまった。
「あ、あれ?」
赤城は自分の下半身にあった『濡れている感触』が一瞬で無くなった事に気がついた。
「ふきふきしましたよ~、これで綺麗ですっ」
「え!?いつの間に!?」
「うふふ、そんな事より…お兄さんは一人暮らしですか?」
「え、あ、あぁ…うん一人暮らしだけど?」
アミューズはすっと立ち上がり、赤城を見下ろす。
赤城からはスカートの中と、服をはだけたままの胸が丸見えになっている。
そっと視線を外す赤城にアミューズは言い放った。
「良かった~!今日からお兄さんの妹にして下さいね、よろしくですぅ♪」
「…」
赤城は固まった。
アミューズの言葉を頭の中で繰り返して意味を理解する…。
「はひぇ…?」
そんな意味不明の返事しか出てこなかった。
「うふふー」
アミューズはにこやかに微笑んだ。
人間界の旅はまだ始まったばかりである…。
つづく。