【18禁】あくまっこアミューズ 第2話『欲望の家 赤城邸』
(なぜ僕は少女を家に連れて来ているんだろう…?そして二人で何をするんだ?)
赤城は現在の自分の状況を冷静に分析していた。
ガチャガチャとマンションのドアの鍵を回そうとしているが、いつものごとくなかなか回らない。
大家か不動産屋に相談してなんとかしてもらおうと思っているのだが、元来人と接するのがあまり得意ではなく、自分から積極的に動くタイプでもないので、今の今まで問題を放置していた。
一刻も早く鍵を開けて中に入りたい。
可愛らしい服を着た美少女と、三十を過ぎたオタクっぽい男が二人きりでいるというのは本当に危険だ。
下手すると誘拐や援交と間違えられて通報されかねない。
そんな事を考えているうちに、ガチャリと鍵が回転し、無事にドアを開ける事が出来た。
急いで玄関に入ると赤城はハッとして、
「あ…ちょ、ちょっとここで待ってて!」
アミューズを置いて奥の部屋へ慌てて入って行った。
赤城の部屋は八階建てのマンションの一階の102号室、玄関を開けるとすぐ左側にキッチンがあり、
右側にはトイレと風呂へのドア、奥に部屋へと続くドアがある。
アミューズは赤城の言葉を無視して、奥の部屋のドアを開けた。
「お邪魔しまーすですぅ~♪」
勢いよくドアを開け放つ。
「わ、ちょっと!待って!」
赤城は部屋の中を見られまいとアミューズの前に立ち塞がるが、ひょいっと簡単に横をすり抜けられてしまった。
アミューズは好奇心いっぱいの表情で、
「わぁ~、ゴミ捨て場みたいな部屋ですぅ」
と言って赤城の部屋を楽しそうに物色し始めた。
「うわ…恥ずかしいからやめて!アミューズちゃん!お願いだから!!」
床やベッドや机の上に散らばっているエロ本、エロゲ雑誌、エロゲ、エロDVD等々…を手早く集めながら、赤城は後悔していた。
(こんな事になるなら掃除しておけば良かった…。うちに女の子が来るなんてありえないと思ってた…)
しかし、今更後悔しても遅い。
部屋に散らばるオタクグッズに興味津々のアミューズは赤城の漏らす言葉など無視して、箱に入ったまま積み上げられたフィギュアを床に四つん這いになって下から覗き込んでいた。
「あ、パンツが見えますぅ」
そう言っているアミューズ自身、赤城から下着が丸見えになっていた。
突き出されたお尻を隠す僅かな白い布が、赤城の欲望を掻き立てる。
(あああああ…か、可愛い…!)
赤城は思わず手を伸ばして、こちらに突き出されたアミューズのお尻に触れた。
柔らかく暖かい下着の感触が伝わってくると同時に、
「ひゃあんっ」
という可愛らしい悲鳴が上がった。
「お兄さん何するんですかぁ、さっき抜いてあげたでしょう?」
部屋の物色を邪魔されたアミューズは小さな抗議の声を上げた。
「いや…可愛いお尻だったから…つい」
「つい…でお兄さんは女の子のお尻を触るんですかぁ?
もぉ、本当に変態さんですぅ~」
そう言って、アミューズは意地悪そうに笑う。
「あ…」
赤城はアミューズから浴びせられた言葉に、自分の理性が飛ぶ音を聞いた。
「アミューズちゃんっ!!」
そう叫ぶと、四つん這いの少女の背中に覆い被さった。
アミューズの背中にぴったりくっついた赤城は、アミューズが逃げないようにアミューズの手を自分の手で押さえつける。
そして、アミューズの首筋から背中へかけてぺろぺろと舌を這わせた。
(あぁぁ、なんてすべすべの肌…あぁぁ!!こんなに素晴らしいものが目の前にあるのに我慢が出来るものか!!)
「何するんですかぁ?お兄さん?」
赤城はアミューズの問いかけには答えず、ぺろぺろとうなじのあたりを舐めながら、ズボンの中で膨らんだ自分の肉棒をアミューズのお尻に擦りつけていた。
(あぁぁぁ…)
「お兄さん?何がしたいんですかぁ?」
アミューズはもう一度問いかけた。
「はぁぁ、アミューズちゃん!アミューズちゃん!アミューズちゃんに入れたいよぉぉ」
情けない表情で赤城は懇願した。
それでいて腰の動きは止めずに、アミューズの尻に己の欲望を擦り付け続ける。
「突然発情しちゃったんですかぁ?もう、これだからどうて…じゃなくて、男は困りますぅ…」
「はっ…はぁっ…」
アミューズが呆れたように呟いても、赤城の動きは止まらない。
(あぁぁ、アミューズちゃん、アミューズちゃんっ!!)
「せーのっ」
ぐるんっ!
と、赤城は一瞬の浮遊感の後、気がつけば何年も布団を干していないベッドの上にいた。
「え?」
目に映るのは天井の蛍光灯。
「あれ!?」
ばっ、と上半身を起こした赤城は自分の部屋を見回した。
部屋の隅では相変わらずアミューズが四つん這いになってフィギュアを眺めている。
「え?あ…あ…!?」
(今…何が起こった…!?)
アミューズに覆い被さっていたはずが、何故ベッドの上にいるのか?
赤城は自分の状況が全く理解出来なかった。
その様子を横目で覗き見ながら、アミューズはくすりと笑った。
姿こそ幼いが、アミューズは悪魔である。
その力の片鱗を使えば、赤城程度の体重の男を投げる事など造作も無かった。
「お兄さん、このおうちのお部屋はここだけなんですか?」
混乱している赤城に追い討ちをかけるようにアミューズは質問をした。
「へ?な、何?」
「だから、アミューズのお部屋は無いんですか?」
「エ!?本当にここに住むつもりなの?って、待って待って!これは夢…なのか?」
ただでさえ頭が整理できていない赤城は、アミューズの質問によって更に混乱した。
「うふふー、わかりましたぁ。そういう事ならアミューズの部屋への入り口を作りますぅ」
アミューズは立ち上がると、部屋のドアを開けてキッチンへと移動する。
「ちょ、何処に行くの!?」
赤城の声が聞こえたが、それを無視してアミューズは壁に向かってパチリとウィンクをした。
ボッと、白い壁の真ん中に黒い炎が現れる。
「無限の時と千の次元を超えて、汝、我が城の門となれ!」
アミューズの発した言葉に反応して炎がボッと飛散する。
同時に白い壁に人が通れる大きさの黒い線で出来た長方形が浮かび上がる。
よく見れば、黒い線は何かが焦げたような跡のようにも見えた。
「アミューズちゃん何して…あぁっ!」
奥の部屋から出てきた赤城は壁に描かれた線を見つけた。
「ら、落書きしちゃ駄目じゃだよ!」
赤城は焦るように言い放つ。
下手に壁紙を汚せば部屋を出る時に敷金から壁紙代を引かれてしまう。
金額にしてみればそれほど大した額ではないが、小心者の性格が大変な事をしてしまったと警鐘を鳴らしていた。
「大丈夫ですよ、これはアミューズの部屋に続く門(ゲート)で、
黒い線に見えるものは正確には『この次元』には存在してないんですぅ。
だから、壁は何とも無いですぅ♪」
「???」
アミューズの言っている事が理解できない。
が、何故か赤城の気持ちは落ち着いていく…。
それは悪魔の持つ潜在的記憶操作の力、この世の不思議を不思議で無くす力であった。
言葉の意味が理解出来なかったり、不思議だと感じたり、理不尽であると感じれば感じるほど逆に納得してしまう。
ただの人間には抗う術などあるはずもなく、過去、数多の人間達が悪魔との契約を交わして来た。
「ここはアミューズしか通る事が出来ないですから安心して下さいね。
それじゃ、先にお風呂入ってて下さいですぅ
アミューズも準備してお風呂に行きますぅ♪」
そう言ってアミューズは黒い線の内側に触れ、そのまま壁の中へと消えてしまった。
(…あぁ、部屋から着替えを取ってくるのかな?)
信じられない事が赤城の目の前で起こったが、それも一瞬で『普通の事』になってしまう。
それよりもアミューズに先にお風呂に入るようにと言われた事の方が重要だった。
ドキドキと心臓が高鳴っていく。
(あ、アミューズちゃんとお風呂!?)
頭の中で沢山の妄想が浮かぶ。
(って、妄想している場合じゃない!)
自分の部屋から着替えと新しい下着を持って来ると、風呂の前に無造作に置いて、服を脱いで慌てて中へと入った。
アミューズを待ちながら身体を洗う。
少しでも綺麗にしておこうという赤城なりの気の使い方だった。
「入りますよぅ?」
五分程して、赤城はドア越しにアミューズに声をかけられた。
風呂のドアはステンレスの枠に半透明のプラスチックで作られている為、赤城からアミューズの姿がぼやけて見えている。
ぼやけているとはいえ、肌色のシルエットはやけにいやらしく感じられた。
「ど、どうぞ」
赤城は上ずった声でアミューズに返事をする。
ガチャリとドアを開け、シャワーの湯気が漂う風呂場にアミューズが入った。
チラリと赤城が目を向けると、
「お背中流しますぅ」
笑顔のアミューズが立っていた。
「あ…」
てっきり全裸かタオルで身体を隠しているものだと思っていた赤城は、アミューズの格好に驚いた。
何故なら布の面積が少ない…というより乳首とスジだけを隠すだけの、まるで白い紐で出来ているような水着を着ていた。
「うふふー、似合ってますかぁ?」
アミューズは胸を張って微笑む。
乳首だけを隠した肌色の膨らみが赤城の目の前で自己主張をしている。
赤城は触りたい衝動に駆られたが、それをぐっと我慢した。
先ほどの部屋での奇妙な出来事を思い出し、欲望のまま行動する事に抵抗を感じたのだった。
「う、うん、似合ってるよ」
精一杯の愛想笑いで赤城は答えた。
「ふふふ、嬉しいですぅ。
それじゃ褒めてくれたお礼にお兄さんの背中洗ってあげるですよー」
「え、いや…悪いよ」
「ほらほら、ここに座って下さいですぅ」
「ん…うん」
赤城は強引に風呂椅子に座らされた。
アミューズはボディソープの容器を押して中身を自分の手とスポンジにとり、左手で自分の胸から腹にかけて塗りたくる。
残った右手でスポンジを泡立て、その泡を赤城の背中に軽く擦りつけた。
「いきますよぉ~」
アミューズが赤城を後ろから抱き締める。
にゅるにゅると、赤城の背中に今まで感じたことの無い気持ち良さが駆け抜けた。
「ちょ…!?何何!?」
「うふふ、さっきのお返しですよ~」
「え!?」
アミューズは赤城を気にせず身体を上下に動かす。
柔らかくぬるぬるした身体を擦り付けられ、快感の海に溺れそうになる。
そんな中でも、赤城はアミューズの言葉の意味を考えていた。
(さっきのお返し…って、やっぱり僕はアミューズちゃんに覆い被さっていたって事だよな…)
「はむっ」
しかし、それもアミューズに耳たぶを甘噛みされたことで完全に消え失せた。
「はぁぁっ」
その上、耳の中に暖かい吐息を吹きかけられる。
「あぁぁひぃ~ぃぃ」
「お耳をハムハムされたり、ふーってされるのどうですかぁ?」
「ちょっと、くすぐったいけど、すごく気持ち良いよ…あぁぁっ」
耳と背中に同時に起こる快感が、赤城の意識を遠のかせた。
(天国ってこういう状態がずっと続くんだろうな…)
と、考え始めた時、勃起した赤城の肉棒をアミューズが掴んだ。
「はひっ」
「うふふ、相変わらず元気なおちんちんですねぇ~。
ちっちゃい女の子のおっぱいで背中を洗ってもらっておっきくなっちゃったんですねぇ?」
つつつ…と、アミューズは赤城の肉棒を人差し指でなぞる。
「あはぁっ…だ、だって…」
赤城は思わず情けない声を上げる。
「だってじゃありませんよぉ、こんなにおっきくしておいて、言い訳なんて出来ると思ってるんですかぁ?
お兄さんは変態さんなんですよぉ?
いいですか?発育途中の女の子とお風呂に入るのを楽しみにして、こうしてもらう事も期待してたんでしょう?」
きゅっとアミューズの小さい手が赤城の肉棒を軽く掴む。
「あ…ぅ…」
「何ですかぁ?
あ、わかりました!
本当はもっと凄い事したいんでしょう?
アミューズのちっちゃいおまんこに、この肉の棒をねじ込みたいって思ってるんですねぇ?」
「ちが…」
赤城は首を振って否定する。
「違いませんよぉ、さっきお部屋で言ってたじゃないですか?
入れたい入れたい!って…うふふ、本当に変態さんです」
「それは…」
「良いですよぉ」
「え!?」
赤城はアミューズの言葉に驚いて振り返った。
「うふふ、でも今は駄目です。
もう少しお兄さんがアミューズの言う事を聞いて良い子にしてたら入れさせてあげますよぉ?」
「ほ、本当に!?」
鼻息を荒くして赤城が尋ねる。
「本当ですぅ。それじゃ、良い子ですから前を向いてくださいねぇ。
また手で抜いてあげますぅ」
「う、うん」
アミューズはボディソープを右手に補充し、少しだけお湯を混ぜて赤城の肉棒を握った。
同時に、ぱさりと何かが落ちる音が聞こえた。
「お兄さん、アミューズが今どうなってるか分かりますか?」
「え?」
「上の水着、外しちゃいました♪」
ぴたっと、赤城の背中に密着するアミューズ。
赤城が背中に集中すると、確かに何か突起物の感触を感じる。
「ち、乳首立ってる?」
「はい♪
アミューズもおっぱいで擦ってたから、乳首感じちゃいましたぁ♪」
赤城は自分の置かれた状況に興奮し、いつもに増して肉棒を勃起させた。
「うふふ、お兄さんのおちんちん爆発しそうですぅ。
それじゃにゅるにゅるしてあげますよぉ」
アミューズがゆっくりといやらしい手つきで赤城の肉棒をこねくり回す。
「あぁぁぁぁ…」
赤城はあまりの快感に声が出てしまう。
「うふふ、我慢しなくていいですよぉ、いっぱい鳴いて下さいねぇ」
右手で肉棒を上下に擦り、左手は赤城の玉を揉む。
「はぁぁぁ…あぁぁっ…」
下半身に今まで感じた事の無い快感が襲い、赤城は悶えた。
「お兄さん、女の子におちんぽ触られて鳴いてるんですよ?」
「あぁぁぁぁ…あぁっひぃ…」
「うふふ、ロリコンで変態で、そのうえドMですねぇ。
さっきからアミューズが意地悪する度にビクビクッておちんちんが喜んでますよぅ」
「はぁぁっはぁっは…」
「ふふふ、好きな時にどぴゅどぴゅってしちゃって良いんですよぉ、おちんぽから白いの沢山出して下さいねぇ♪」
アミューズは赤城の肉棒を擦るスピードを上げる。
「あはぁぁぁぁぁっ、いくっ、いっちゃうよっ!!」
ドプッ、ドプッドプドプ…っと、赤城の肉棒から精液が放出された。
アミューズは右手で優しく肉棒をさすり、中の精子を搾り出す。
そして左手でパチンと音を鳴らした。
すぅっと空中に透明なビンが現れ、アミューズがそれに触れると、先ほど赤城が放出した精液が吸い込まれていく…。
あっという間に精液を吸い込んだビンは、空気に溶けるように消えてしまった。
「うふふ、おつかれさまでしたぁ~♪」
赤城はベッドの中に入って考えていた。
お風呂で抜いてもらった後、アミューズはさっさと風呂を出て自分の部屋へと帰ってしまった。
(あの子は一体何なんだろう…何が目的何だろう?僕の事を好きなのか?いやまさか…)
だが、その疑問も段々と薄らいでいく…。
それは悪魔の潜在的記憶操作…、その力がある限り赤城はアミューズに疑問を抱く事は出来ない。
赤城は睡魔に負けて眠りに落ちていった。
その様子を、自分の部屋の巨大な四角い水晶から覗いてたアミューズは「にやり」と笑った。
(ふふふ、本当に人間は扱いやすいですぅ)
ピンクのパジャマにぬいぐるみを抱き抱えた可愛らしい姿からは想像できないほど妖艶な表情だった。
アミューズはひとつ欠伸をして天蓋付きのベッドへと向かった。
「ふぁ~、おやすみなさいですぅ…」
こうして、アミューズの人間界の旅の一日目は終了した。
まだ溜まった精液は二回分だけである…。
つづく。
急いで玄関に入ると赤城はハッとして、
「あ…ちょ、ちょっとここで待ってて!」
アミューズを置いて奥の部屋へ慌てて入って行った。
赤城の部屋は八階建てのマンションの一階の102号室、玄関を開けるとすぐ左側にキッチンがあり、
右側にはトイレと風呂へのドア、奥に部屋へと続くドアがある。
アミューズは赤城の言葉を無視して、奥の部屋のドアを開けた。
「お邪魔しまーすですぅ~♪」
勢いよくドアを開け放つ。
「わ、ちょっと!待って!」
赤城は部屋の中を見られまいとアミューズの前に立ち塞がるが、ひょいっと簡単に横をすり抜けられてしまった。
アミューズは好奇心いっぱいの表情で、
「わぁ~、ゴミ捨て場みたいな部屋ですぅ」
と言って赤城の部屋を楽しそうに物色し始めた。
「うわ…恥ずかしいからやめて!アミューズちゃん!お願いだから!!」
床やベッドや机の上に散らばっているエロ本、エロゲ雑誌、エロゲ、エロDVD等々…を手早く集めながら、赤城は後悔していた。
(こんな事になるなら掃除しておけば良かった…。うちに女の子が来るなんてありえないと思ってた…)
しかし、今更後悔しても遅い。
部屋に散らばるオタクグッズに興味津々のアミューズは赤城の漏らす言葉など無視して、箱に入ったまま積み上げられたフィギュアを床に四つん這いになって下から覗き込んでいた。
「あ、パンツが見えますぅ」
そう言っているアミューズ自身、赤城から下着が丸見えになっていた。
突き出されたお尻を隠す僅かな白い布が、赤城の欲望を掻き立てる。
(あああああ…か、可愛い…!)
赤城は思わず手を伸ばして、こちらに突き出されたアミューズのお尻に触れた。
柔らかく暖かい下着の感触が伝わってくると同時に、
「ひゃあんっ」
という可愛らしい悲鳴が上がった。
「お兄さん何するんですかぁ、さっき抜いてあげたでしょう?」
部屋の物色を邪魔されたアミューズは小さな抗議の声を上げた。
「いや…可愛いお尻だったから…つい」
「つい…でお兄さんは女の子のお尻を触るんですかぁ?
もぉ、本当に変態さんですぅ~」
そう言って、アミューズは意地悪そうに笑う。
「あ…」
赤城はアミューズから浴びせられた言葉に、自分の理性が飛ぶ音を聞いた。
「アミューズちゃんっ!!」
そう叫ぶと、四つん這いの少女の背中に覆い被さった。
アミューズの背中にぴったりくっついた赤城は、アミューズが逃げないようにアミューズの手を自分の手で押さえつける。
そして、アミューズの首筋から背中へかけてぺろぺろと舌を這わせた。
(あぁぁ、なんてすべすべの肌…あぁぁ!!こんなに素晴らしいものが目の前にあるのに我慢が出来るものか!!)
「何するんですかぁ?お兄さん?」
赤城はアミューズの問いかけには答えず、ぺろぺろとうなじのあたりを舐めながら、ズボンの中で膨らんだ自分の肉棒をアミューズのお尻に擦りつけていた。
(あぁぁぁ…)
「お兄さん?何がしたいんですかぁ?」
アミューズはもう一度問いかけた。
「はぁぁ、アミューズちゃん!アミューズちゃん!アミューズちゃんに入れたいよぉぉ」
情けない表情で赤城は懇願した。
それでいて腰の動きは止めずに、アミューズの尻に己の欲望を擦り付け続ける。
「突然発情しちゃったんですかぁ?もう、これだからどうて…じゃなくて、男は困りますぅ…」
「はっ…はぁっ…」
アミューズが呆れたように呟いても、赤城の動きは止まらない。
(あぁぁ、アミューズちゃん、アミューズちゃんっ!!)
「せーのっ」
ぐるんっ!
と、赤城は一瞬の浮遊感の後、気がつけば何年も布団を干していないベッドの上にいた。
「え?」
目に映るのは天井の蛍光灯。
「あれ!?」
ばっ、と上半身を起こした赤城は自分の部屋を見回した。
部屋の隅では相変わらずアミューズが四つん這いになってフィギュアを眺めている。
「え?あ…あ…!?」
(今…何が起こった…!?)
アミューズに覆い被さっていたはずが、何故ベッドの上にいるのか?
赤城は自分の状況が全く理解出来なかった。
その様子を横目で覗き見ながら、アミューズはくすりと笑った。
姿こそ幼いが、アミューズは悪魔である。
その力の片鱗を使えば、赤城程度の体重の男を投げる事など造作も無かった。
「お兄さん、このおうちのお部屋はここだけなんですか?」
混乱している赤城に追い討ちをかけるようにアミューズは質問をした。
「へ?な、何?」
「だから、アミューズのお部屋は無いんですか?」
「エ!?本当にここに住むつもりなの?って、待って待って!これは夢…なのか?」
ただでさえ頭が整理できていない赤城は、アミューズの質問によって更に混乱した。
「うふふー、わかりましたぁ。そういう事ならアミューズの部屋への入り口を作りますぅ」
アミューズは立ち上がると、部屋のドアを開けてキッチンへと移動する。
「ちょ、何処に行くの!?」
赤城の声が聞こえたが、それを無視してアミューズは壁に向かってパチリとウィンクをした。
ボッと、白い壁の真ん中に黒い炎が現れる。
「無限の時と千の次元を超えて、汝、我が城の門となれ!」
アミューズの発した言葉に反応して炎がボッと飛散する。
同時に白い壁に人が通れる大きさの黒い線で出来た長方形が浮かび上がる。
よく見れば、黒い線は何かが焦げたような跡のようにも見えた。
「アミューズちゃん何して…あぁっ!」
奥の部屋から出てきた赤城は壁に描かれた線を見つけた。
「ら、落書きしちゃ駄目じゃだよ!」
赤城は焦るように言い放つ。
下手に壁紙を汚せば部屋を出る時に敷金から壁紙代を引かれてしまう。
金額にしてみればそれほど大した額ではないが、小心者の性格が大変な事をしてしまったと警鐘を鳴らしていた。
「大丈夫ですよ、これはアミューズの部屋に続く門(ゲート)で、
黒い線に見えるものは正確には『この次元』には存在してないんですぅ。
だから、壁は何とも無いですぅ♪」
「???」
アミューズの言っている事が理解できない。
が、何故か赤城の気持ちは落ち着いていく…。
それは悪魔の持つ潜在的記憶操作の力、この世の不思議を不思議で無くす力であった。
言葉の意味が理解出来なかったり、不思議だと感じたり、理不尽であると感じれば感じるほど逆に納得してしまう。
ただの人間には抗う術などあるはずもなく、過去、数多の人間達が悪魔との契約を交わして来た。
「ここはアミューズしか通る事が出来ないですから安心して下さいね。
それじゃ、先にお風呂入ってて下さいですぅ
アミューズも準備してお風呂に行きますぅ♪」
そう言ってアミューズは黒い線の内側に触れ、そのまま壁の中へと消えてしまった。
(…あぁ、部屋から着替えを取ってくるのかな?)
信じられない事が赤城の目の前で起こったが、それも一瞬で『普通の事』になってしまう。
それよりもアミューズに先にお風呂に入るようにと言われた事の方が重要だった。
ドキドキと心臓が高鳴っていく。
(あ、アミューズちゃんとお風呂!?)
頭の中で沢山の妄想が浮かぶ。
(って、妄想している場合じゃない!)
自分の部屋から着替えと新しい下着を持って来ると、風呂の前に無造作に置いて、服を脱いで慌てて中へと入った。
アミューズを待ちながら身体を洗う。
少しでも綺麗にしておこうという赤城なりの気の使い方だった。
「入りますよぅ?」
五分程して、赤城はドア越しにアミューズに声をかけられた。
風呂のドアはステンレスの枠に半透明のプラスチックで作られている為、赤城からアミューズの姿がぼやけて見えている。
ぼやけているとはいえ、肌色のシルエットはやけにいやらしく感じられた。
「ど、どうぞ」
赤城は上ずった声でアミューズに返事をする。
ガチャリとドアを開け、シャワーの湯気が漂う風呂場にアミューズが入った。
チラリと赤城が目を向けると、
「お背中流しますぅ」
笑顔のアミューズが立っていた。
「あ…」
てっきり全裸かタオルで身体を隠しているものだと思っていた赤城は、アミューズの格好に驚いた。
何故なら布の面積が少ない…というより乳首とスジだけを隠すだけの、まるで白い紐で出来ているような水着を着ていた。
「うふふー、似合ってますかぁ?」
アミューズは胸を張って微笑む。
乳首だけを隠した肌色の膨らみが赤城の目の前で自己主張をしている。
赤城は触りたい衝動に駆られたが、それをぐっと我慢した。
先ほどの部屋での奇妙な出来事を思い出し、欲望のまま行動する事に抵抗を感じたのだった。
「う、うん、似合ってるよ」
精一杯の愛想笑いで赤城は答えた。
「ふふふ、嬉しいですぅ。
それじゃ褒めてくれたお礼にお兄さんの背中洗ってあげるですよー」
「え、いや…悪いよ」
「ほらほら、ここに座って下さいですぅ」
「ん…うん」
赤城は強引に風呂椅子に座らされた。
アミューズはボディソープの容器を押して中身を自分の手とスポンジにとり、左手で自分の胸から腹にかけて塗りたくる。
残った右手でスポンジを泡立て、その泡を赤城の背中に軽く擦りつけた。
「いきますよぉ~」
アミューズが赤城を後ろから抱き締める。
にゅるにゅると、赤城の背中に今まで感じたことの無い気持ち良さが駆け抜けた。
「ちょ…!?何何!?」
「うふふ、さっきのお返しですよ~」
「え!?」
アミューズは赤城を気にせず身体を上下に動かす。
柔らかくぬるぬるした身体を擦り付けられ、快感の海に溺れそうになる。
そんな中でも、赤城はアミューズの言葉の意味を考えていた。
(さっきのお返し…って、やっぱり僕はアミューズちゃんに覆い被さっていたって事だよな…)
「はむっ」
しかし、それもアミューズに耳たぶを甘噛みされたことで完全に消え失せた。
「はぁぁっ」
その上、耳の中に暖かい吐息を吹きかけられる。
「あぁぁひぃ~ぃぃ」
「お耳をハムハムされたり、ふーってされるのどうですかぁ?」
「ちょっと、くすぐったいけど、すごく気持ち良いよ…あぁぁっ」
耳と背中に同時に起こる快感が、赤城の意識を遠のかせた。
(天国ってこういう状態がずっと続くんだろうな…)
と、考え始めた時、勃起した赤城の肉棒をアミューズが掴んだ。
「はひっ」
「うふふ、相変わらず元気なおちんちんですねぇ~。
ちっちゃい女の子のおっぱいで背中を洗ってもらっておっきくなっちゃったんですねぇ?」
つつつ…と、アミューズは赤城の肉棒を人差し指でなぞる。
「あはぁっ…だ、だって…」
赤城は思わず情けない声を上げる。
「だってじゃありませんよぉ、こんなにおっきくしておいて、言い訳なんて出来ると思ってるんですかぁ?
お兄さんは変態さんなんですよぉ?
いいですか?発育途中の女の子とお風呂に入るのを楽しみにして、こうしてもらう事も期待してたんでしょう?」
きゅっとアミューズの小さい手が赤城の肉棒を軽く掴む。
「あ…ぅ…」
「何ですかぁ?
あ、わかりました!
本当はもっと凄い事したいんでしょう?
アミューズのちっちゃいおまんこに、この肉の棒をねじ込みたいって思ってるんですねぇ?」
「ちが…」
赤城は首を振って否定する。
「違いませんよぉ、さっきお部屋で言ってたじゃないですか?
入れたい入れたい!って…うふふ、本当に変態さんです」
「それは…」
「良いですよぉ」
「え!?」
赤城はアミューズの言葉に驚いて振り返った。
「うふふ、でも今は駄目です。
もう少しお兄さんがアミューズの言う事を聞いて良い子にしてたら入れさせてあげますよぉ?」
「ほ、本当に!?」
鼻息を荒くして赤城が尋ねる。
「本当ですぅ。それじゃ、良い子ですから前を向いてくださいねぇ。
また手で抜いてあげますぅ」
「う、うん」
アミューズはボディソープを右手に補充し、少しだけお湯を混ぜて赤城の肉棒を握った。
同時に、ぱさりと何かが落ちる音が聞こえた。
「お兄さん、アミューズが今どうなってるか分かりますか?」
「え?」
「上の水着、外しちゃいました♪」
ぴたっと、赤城の背中に密着するアミューズ。
赤城が背中に集中すると、確かに何か突起物の感触を感じる。
「ち、乳首立ってる?」
「はい♪
アミューズもおっぱいで擦ってたから、乳首感じちゃいましたぁ♪」
赤城は自分の置かれた状況に興奮し、いつもに増して肉棒を勃起させた。
「うふふ、お兄さんのおちんちん爆発しそうですぅ。
それじゃにゅるにゅるしてあげますよぉ」
アミューズがゆっくりといやらしい手つきで赤城の肉棒をこねくり回す。
「あぁぁぁぁ…」
赤城はあまりの快感に声が出てしまう。
「うふふ、我慢しなくていいですよぉ、いっぱい鳴いて下さいねぇ」
右手で肉棒を上下に擦り、左手は赤城の玉を揉む。
「はぁぁぁ…あぁぁっ…」
下半身に今まで感じた事の無い快感が襲い、赤城は悶えた。
「お兄さん、女の子におちんぽ触られて鳴いてるんですよ?」
「あぁぁぁぁ…あぁっひぃ…」
「うふふ、ロリコンで変態で、そのうえドMですねぇ。
さっきからアミューズが意地悪する度にビクビクッておちんちんが喜んでますよぅ」
「はぁぁっはぁっは…」
「ふふふ、好きな時にどぴゅどぴゅってしちゃって良いんですよぉ、おちんぽから白いの沢山出して下さいねぇ♪」
アミューズは赤城の肉棒を擦るスピードを上げる。
「あはぁぁぁぁぁっ、いくっ、いっちゃうよっ!!」
ドプッ、ドプッドプドプ…っと、赤城の肉棒から精液が放出された。
アミューズは右手で優しく肉棒をさすり、中の精子を搾り出す。
そして左手でパチンと音を鳴らした。
すぅっと空中に透明なビンが現れ、アミューズがそれに触れると、先ほど赤城が放出した精液が吸い込まれていく…。
あっという間に精液を吸い込んだビンは、空気に溶けるように消えてしまった。
「うふふ、おつかれさまでしたぁ~♪」
赤城はベッドの中に入って考えていた。
お風呂で抜いてもらった後、アミューズはさっさと風呂を出て自分の部屋へと帰ってしまった。
(あの子は一体何なんだろう…何が目的何だろう?僕の事を好きなのか?いやまさか…)
だが、その疑問も段々と薄らいでいく…。
それは悪魔の潜在的記憶操作…、その力がある限り赤城はアミューズに疑問を抱く事は出来ない。
赤城は睡魔に負けて眠りに落ちていった。
その様子を、自分の部屋の巨大な四角い水晶から覗いてたアミューズは「にやり」と笑った。
(ふふふ、本当に人間は扱いやすいですぅ)
ピンクのパジャマにぬいぐるみを抱き抱えた可愛らしい姿からは想像できないほど妖艶な表情だった。
アミューズはひとつ欠伸をして天蓋付きのベッドへと向かった。
「ふぁ~、おやすみなさいですぅ…」
こうして、アミューズの人間界の旅の一日目は終了した。
まだ溜まった精液は二回分だけである…。
つづく。